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インド Bangalore編

【海外遠征帯同レポート】 インド・Bengaluru編🇮🇳

皆さま、こんにちは。
今井田です!

前回ご報告したタイ・ナコンパトムでのフューチャーズ大会を終え、私たちはそのままインドへ移動しました。

今回の舞台は、インド南部に位置する「Bengaluru(ベンガルール)」。
チャレンジャー50の大会に、引き続き松田龍樹プロと磯村志プロのサポートとして帯同させていただきました。

ベンガルールは、前週のタイ・ナコンパトムと比べるとかなり過ごしやすい環境でした。日中の気温は28〜35℃程度で、夜になると少し肌寒さを感じるほど。さらに標高が約900mと高く、私がこれまで訪れたインドの都市の中でも特に空気が綺麗な印象を受けました。

ただし、標高が高いということはメリットばかりではありません。空気抵抗が少ないためボールが非常によく飛び、普段の感覚とのズレが生じます。選手たちにとっては、その微妙な違いを短期間で調整しなければならず、難しさを感じる環境でもありました。

また、チャレンジャー大会ということもあり、会場には設備の整った屋内ジムも併設されていました。試合だけでなく、コンディショニングやトレーニングにも集中できる素晴らしい環境が整えられており、選手たちも充実した準備を行うことができました。

そんな中、特に変化を感じていたのが磯村選手です。

前週のタイでは「軸づくり」をテーマにトレーニングへ取り組んできましたが、本人も徐々に身体の変化を感じ始めていました。

「お尻にしっかり乗った状態からボールを打てる感覚が出てきた」

そう話してくれており、動きの安定感やショット時の力の伝わり方にも少しずつ良い変化が見え始めていました。

そして迎えたシングルス本戦1回戦。

相手は今大会第6シード、インドのKaran Singh選手(ATPランキング463位)。

ランキングでは格上となる相手でしたが、磯村選手は落ち着いたプレーを見せ、7-6、6-3で見事勝利を収めました。

この勝利は非常に大きな意味を持つものでした。

磯村選手にとって、チャレンジャー本戦での勝利は実に約半年ぶり。

勝利が決まった瞬間、本人はもちろん、お父様でもあるコーチからも大きな歓声が上がりました。その光景は今でも鮮明に覚えています。

もちろん私も思わず声を上げてしまいました(笑)。

結果だけでなく、ここまで取り組んできたことが少しずつ形になったことを感じられた、本当に嬉しい瞬間でした。

しかしチャレンジャーの世界は甘くありません。

続く2回戦の相手は、元世界ランキング40位という実績を持つベラルーシのIlya Ivashka選手。

試合が始まると、強烈なサーブとフォアハンドで主導権を握られ、1-6、2-6で完敗となりました。

トップレベルの選手たちは、試合を重ねるごとにさらにギアを上げてきます。チャレンジャーで勝ち進むためには、1勝するだけでなく、その先も戦い続けられる力が必要だということを改めて痛感する試合となりました。

一方、松田選手のシングルス本戦1回戦の相手は、現在はダブルスを中心に活動しているアメリカのChristopher Papa選手(ATPランキング1053位)。

予選から勝ち上がってきた相手ではありましたが、ランキングや体力面を考えると十分勝機のある組み合わせでした。

しかし試合は簡単には進みません。

6-7、6-3、2-6とフルセットにもつれ込む接戦となりましたが、あと一歩及ばず敗戦となりました。

松田選手はここ半年ほど思うような結果が出ず、苦しい時間が続いていました。しかし今回の遠征では、タイの途中から本人も身体の感覚が戻ってきていることを実感しており、プレー内容そのものには確かな前進が見られていました。

だからこそ、改めて感じたのは「勝利は身体だけで決まるものではない」ということです。

フィジカル、技術、戦術、メンタル、試合運び、そしてその日のコンディション。

様々な要素が重なって初めて勝利へと繋がります。

今回の大会では、両選手とも身体の状態やプレー内容に良い変化を感じていました。

それでも勝てた選手と勝てなかった選手がいる。

その差は何だったのか。

もっと良いサポートはできなかったのか。

どうすれば勝利へ繋げることができたのか。

そんなことを何度も考えながら大会を振り返りました。

テニスという競技の奥深さと難しさ、そして面白さを改めて実感した1週間だったように思います。

私自身も今回の経験を活かし、選手たちがより高いレベルで戦えるようサポートの質を高めていきたいと思います。

そしてSarchCでも、トップアスリートの現場で得た経験を皆さまのトレーニングへ還元し、一人ひとりの目標達成を全力でサポートしてまいります。

今後ともよろしくお願いいたします。