〜試合だけではない、“環境”と戦うツアーの現実〜
Yuan選手の大会は続いていましたが、今回はそのままポルトガル・リスボンへ移動し、
ここからは Tseng Chun Hsin選手 のサポートがスタートしました。
Tseng選手とは、全豪オープン以来の帯同となりましたが、長年サポートしていることもあり、
- 現在の身体の状態
- 必要なトレーニング
- 試合前後に行いたいこと
など、お互いの考えが明確なため非常にスムーズに現場へ入ることができます。
■ Oeiras Open Challenger 125(ポルトガル・リスボン)
最初の大会は、ポルトガル・リスボンで開催された
Oeiras Open Challenger 125。
1回戦の相手は、キャリアハイ世界ランキング37位の
McDonald選手。
初対戦となりましたが、
6-1、7-6で勝利。
しっかりと自分たちのテニスを展開し、良い形で大会に入ることができました。
2回戦は、オーストラリアの
SCHWAERZLER選手。
結果は
1-6、4-6で敗退。
SCHWAERZLER選手は、坂本怜選手と同世代の若手選手で、サーブも速く、クレーコートで非常に良いプレーをする選手でした。
試合後は、毎回コーチ陣とミーティングを行います。
- フィジカル面で何が足りなかったのか
- 戦術の選択はどうだったのか
- 試合中、本人は何を感じていたのか
まず全体で整理し、その後スタッフそれぞれが選手と個別に話をします。
実は、最後のケア中などに選手がふと本音をこぼすことも多く、
そういう瞬間に、
「トレーナーという立場の重要性」
を改めて感じます。
身体を整えるだけではなく、選手が本音を出せる存在であることも、この仕事の大切な役割だと思っています。
敗戦後は、次へ向けて気持ちを切り替えるため、軽くリスボンを観光しました。
ツアー生活では、試合・移動・練習の繰り返しになることが多く、
時にはこうして環境を変え、頭をリセットすることも非常に重要です。
■ 余談|1週間でホテルを4回チェックアウト?
今回の遠征では、なぜか私のホテル予約トラブルが続出…。
まさかの
1週間で4回チェックアウトする という珍事件が発生しました(笑)
40kg近い荷物を毎回広げては片付ける作業は、正直かなり大変です。
ですが、
「毎回違うホテルを楽しめる」
と考えるように切り替えました😅
海外遠征では、こういう“想定外”も含めて日常です。
■ イタリア・ローマへ移動
Garden Open Challenger 75
翌日はそのままリスボンで練習を行い、その後イタリアへ移動。
次の大会はローマで開催された
Garden Open Challenger 75。
ローマと言っても中心地ではなく、南側の落ち着いたエリアで、非常にのどかな雰囲気の街でした。
会場の横には遺跡のような建物もあり、
「ローマに来たんだな」
と感じられる景色が広がっていました。
結果は、ボスニア・ヘルツェゴビナの
Fatic選手 に
3-6、4-6で敗退。
試合中には、Fatic選手が観客と口論になる場面もあり、一時試合が中断するなど独特な空気感の中での試合となりました。
イタリアはスポーツベッティング文化が非常に盛んで、
観客の盛り上がり方や雰囲気も、他国とは少し違います。
純粋な試合内容だけではなく、
- 周囲の空気
- 観客の反応
- 試合中の外的ストレス
こういったものに対してもメンタルを保ちながら戦う必要があります。
私たちサポート側も、こうした環境への適応力が求められると感じた大会でした。
■ オーストリアへ移動 Danube Upper Austria Open Challenger 100
今回最後の大会は、オーストリアで開催された
Danube Upper Austria Open powered by SKE(ATP Challenger 100)
1回戦は、オーストリアの
NEUMAYER選手。
結果は
1-6、5-7で敗退。
先週からラケット変更も行っており、なかなか感覚が噛み合わない部分もありました。
こういう時こそ、
- コーチとの話し合い
- 練習量の調整
- トレーニングとのバランス
を整理しながら、スケジュールをコントロールしていきます。
時にはトレーニング量を減らし、
“感覚を取り戻すための練習”を優先する判断も必要になります。
■ 次は全仏オープンへ
今回のヨーロッパ遠征サポートはここまで。
一度大阪へ戻り、2週間ほどSarchCでの指導を行った後、
次はいよいよ パリ・全仏オープン へ向かいます。
クレーシーズンも佳境に入り、ここからさらにレベルの高い戦いが続きます。
現場で得た経験を、またSarchCでの指導に還元しながら、
次の挑戦へ向けて準備を進めていきたいと思います。
引き続き、応援よろしくお願いいたします。































コメントをお書きください