こんにちは、SarchCの播磨です。
今回は、台湾No.1プレーヤーであるTseng選手のサポートで台湾・高雄に来ています。
サポート依頼を受けたのは、9月13・14日に開催されるデビスカップ、その後のATP250 成都 → ATP500 東京 → ATP1000
上海と続くツアーの期間。久々に再び彼と共に戦う舞台に立つこととなりました。
今回、オファーをくれたTSENG君に感謝です。

Tseng選手との出会いとキャリアを共に歩んだ日々
彼との付き合いは2017年から。
当時、私は日本女子U18の代表3名とコーチと共にフランス・ニースに滞在していました。
そのとき紹介されたのがTseng選手のお父さんで、「台湾に来ないか」と突然メッセージをもらったのがきっかけです。
日本人が誰もいない環境での初めての仕事に大きな緊張を覚えつつも、そこからTseng選手との長い関係が始まりました。
彼をサポートしたジュニア時代には、
-
オーストラリアンオープンジュニア 準優勝
-
フレンチオープンジュニア 優勝
-
ウィンブルドンジュニア 優勝
-
全米オープンジュニア ベスト8
という快挙を達成し、世界ジュニアランキングNo.1に輝くまでの過程を共に過ごしました。
プロ転向後も2年間サポートを続け、コロナ禍で離れる時期もありましたが、ATPツアーでの最高ランキング83位まで到達する姿を支えることができました。
これは私にとってもかけがえのない経験であり、トレーナーとしての大きな財産です。
今回は数年ぶりにTseng選手のサポートに復帰。
彼が再び大舞台で輝くために、トレーニング・コンディショニング・メンタルサポートを全力で提供していきます。


高雄での環境と現場感覚
9月の13日から始まるデビスカップ、台湾はノルウェーとの対戦です。
USオープン終了後、台湾に帰国したTSENG選手は台湾の南部にある『高雄』の方で練習しているということで私も関西空港から高雄に向けて出発しました。
高雄は台湾南部の都市。大阪の厳しい暑さとは異なり、湿度は高いものの夕方になると涼しい風もあり、屋外でのサポートが続く中で自然の環境を活かしたリカバリーができる場所でもあります。
8月末に台北で開催されていた大会に出場していた市川泰誠選手からも大阪の方が方が暑いと聞いていたのですが納得の快適さです。(涼しいわけではありません。。)
久しぶりに外のコートで一日中立ち続け、選手のケアとトレーニングを支える中で、現場の空気を全身で感じています。

写真は前回サポートさせてもらったデビスカップ
台湾VSグアテマラの際の写真です。
この時は日本のデビスカップチームの組織としての凄さ、チーム感など様々なところで日本チームの凄さを改めた感じる事ができました。
その後、台湾もワールドグループで戦い前回はアメリカに敗戦しています。この時とは違い組織づくりもしっかりされているのが肌で感じられてチーム練習が楽しみです。